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手元供養の種類

手元供養の種類についてのご説明するページです。


●手元供養における遺骨の取り扱い


手元供養といってもやり方はいろいろあります。
まず、故人の遺骨をいつ手元に置くのかについて整理しておきましょう。

故人が亡くなられると通夜と告別式が行われ、その後、遺体を火葬に付して遺骨を骨壺に入れます。骨壺は自宅で保管し、仏式であれば四十九日の法要が済めば墓地や寺院に納めます。

手元供養では墓地や寺院に遺骨を納める際、遺骨の一部を分けて分骨するケースが多いようです(骨壺を墓地や寺院に納めず、自宅にそのまま保管する場合もありますが、稀であると思われるのでここでは省略します)。

もうひとつは、いったん墓地や寺院に納めた遺骨を分骨し、手元に置くケースです。この場合、墓地の管理者の承諾などが必要になることがありますし、永代供養墓や本山納骨のように他の遺骨と一緒になっていると分骨することはできません。

なお、遺骨の「埋葬」については法律上いろいろ制限がありますが、遺骨を自宅で保管する手元供養の場合、「埋葬」には当たらないので法律上の制限は特にありません。





●手元に置いておく方法



では、分骨した遺骨を自宅でどのように保管するのでしょうか。これにはいろいろなパターンがあります。

例えば、小さな骨壺に分骨した遺骨を納め、マンションなどのリビングにおける小型の仏壇に置くのは伝統的なやり方に近い形でしょう。

より簡便な方法としては、焼き物や石などのオブジェ、あるいはペンダントやリングに分骨した遺骨を納める方法もあります。容器を用意するだけで済み、手間もさほどかかりません。

もうひとつは、遺骨や遺灰の一部を釉(うわぐすり)にまぜて焼き物にしたり、人工ダイヤモンドにするものです。加工型などと呼ばれます。遺骨がその形を変えた形見ともいえるでしょう。



●手元供養にかかる費用は?



小さな骨壷や納骨型のペンダントの場合、数万円程度のものがよく利用されているようです。

プレートやダイヤモンドのように加工する場合、10万円程度からが一般的です。特にダイヤモンドはその色や大きさによっても変わり、大きいものでは100万円を超えることもあります。

そのほか、すでにお墓へ納骨されている遺骨を取り出す場合など、お寺の儀式や石材店の作業などに費用がかかることもあります。

しかし、いずれにしろ従来の伝統的なお墓や仏壇、位牌による供養にくらべれば、かなり手頃な費用で納まるのではないでしょうか。